選別と解釈と饒舌さの共生|開沼博(CD)
社会学者の開沼博が、東日本大震災後にその研究の一環として取材してきた福島第一原子力発電所。核セキュリティ上、取材に多くの制限がかかるその構内で開沼が耳にした「音の風景」は、巷間あふれる数多の映像やテキストを遥かに凌駕する豊潤な情報と発見をもたらす衝撃的な音の景色でもあった。時を超える貴重な音の記録をここに多数収録。
福島第一原子力発電所構内フィールドレコーディングドキュメンタリー。核セキュリティ上、撮影制限がかかるエリアを含むサウンドスケープ音源、開沼博本人によるセルフライナーノーツに加え、同郷の小説家の古川日出男によるライナーノーツ、発電所構内の取材に同行した写真家、大森克己撮り下ろしのフルカラー36ページブックレット付き。さらには中原昌也 a.k.a Hair Stylisticsによる17分を超えるRemixボーナストラックを収録。